魔道士に囚われた皇女と、救出に向かう女剣士を待ち受ける運命とは!?
“メル”は、とある国の騎士団に所属する女剣士。 “メル”の家は王族の分家でありながら、王位を継ぐことはなく代々重要なポストを担っている。
“メル”も、若いながらも剣の腕を買われて、皇女“クラリス”の護衛を務めることとなった。
その初仕事は、お忍びで外遊に出られた皇女の護衛であった。しかし、その外出中に突如襲われてしまう。
あまり目立たぬようにと最小限にされていた護衛は、突然の襲撃に次々と倒されてゆく。“メル”も果敢に戦うが、魔道士の力に剣ではかなわず、姫を攫われてしまう。
自らの未熟に打ちのめされながらも、まだ遠くには行っていないであろう姫を追って旅立つ“メル”。
だが、“メル”はこの先待ち受ける過酷な運命を知るよしもなかった…… |