平和に満たされている大国。その平和は、ある日唐突に、終わりを告げる。
海の彼方より、巨大な軍団が攻め込んできたのだ。それは、人と魔族で構成された強力な軍隊で、平和を享受することが当たり前であった宗教国家は瞬く間に攻めこまれ、あっけなく王城にまで迫られてしまう。
その王城の大聖堂で“マリア”は、国王であり教皇である父と共に脱出しようとしていた。しかし、間に合わず敵方の将軍“ヴィンセント”に捕らえられてしまう。
“ヴィンセント”が、この国に攻め込んだ理由、それは「あるもの」を奪うこと。
その「あるもの」とは、あらゆる知識を超越した未知なる「真理の門」を開けることが出来る「真理の鍵」。
国教の教皇であれば真理の鍵の事を知っていようと詰め寄り、ついにその在処に気付く。それは、娘であり司祭である“マリア”の中。「真理の鍵」は“マリア”の腹部に霊的に封印されていたのだった。
“マリア”の意思なしに鍵を取り出すことができないと知った“ヴィンセント”は、“マリア”を従わせるため、調教を始めるのだった…… |